羽うさぎのブログ

毎天 是 好日!

満月と北斗の水くみ

こんばんは!羽うさぎです。

今夜は満月ですね。

リビングの窓から明るくきれいな月が見えています。


ということで、久しぶりのブログは、

月が出てくる私の好きな本です。

というか、心惹かれる本です。


山月記著者:中島 敦


現国の教科書で高校生の時に初めて読んでから

月明かりに浮かび出される情景が強く心に残っています。

あらすじは、

人食い虎になってしまった男・李徴が、

友人の袁傪に己の数奇な運命を語り、

詩を書いてもらいまた山に戻っていくというもの


昼のように明るく辺りを照らす月とその月が作り出す影

人の内面にあるものが、人として正気でいることを左右する怖さ


なぜ心惹かれるのだろうか

10代の多感な時に出会ったからなのか

自分の中にもあるかもと感じたからなのか

戒めと言い知れぬ恐ろしさと


大人になってからも時々読み返す本の一冊です。

短い話なので興味のある方は、ぜひ読んでみてください。



夜空続きでもう一冊、最近読んだ絵本

『ほくとのみずくみ』ぶん:ひらまつ あきこ え:ほりうち ひろこ

絵本『ほくとのみずくみ』と栞

北斗七星のことを東洋では、

その星列から水をくむ「ひしゃく」と呼んでいます。

この絵本では、北極星をお母さん、

北斗七星が水くみのお使いに行く子どもたち

に例えて、自然現象をわかりやすい文とやさしい絵で描いています。


「北斗の水くみ」を見ることができる場所は、

北緯33度付近で、北に水平線がある地域

日本の九州北部海岸でしか見ることができません。

ちょうど良く観察できる季節が、

秋の夜半、9月から11月頃にかけてです。

世界でも貴重な自然現象なので、機会があれば見に行きたいと思います。



台風一過、朝晩は少し涼しくなりましたが、

日中は、まだまだ厳しい残暑が続きそうです。

体調に気をつけて過ごしましょう!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。