羽うさぎのブログ

毎天 是 好日!

令和4年度 男女共同参画の日 記念講演会

令和4年度の男女共同参画の日記念講演会は、

プリキュアシリーズ」の生みの親に聞く
 アニメーションに見る多様な生き方

と題して

初代プロジューサーの鷲尾 天(たかし)さんを講師に迎え、

ふたりはプリキュアMax Heart」最終話の上映を含む

1時間半のお話を聴きました。


ジェンダー」という言葉をよく聞くようになりました。

社会的・文化的に形成された性差を意味しています。

今、アニメーションの世界でもジェンダー表現が進化しているといいます。


まず、「プリキュア」の簡単な説明から

第1作は、2004年2月1日放送開始の「ふたりはプリキュア

作品コンセプトは、「自分の足で凛々しく立つ」
         「女の子だって暴れたい!」


2022年現在、第19作目の「デリシャスパーティープリキュア」が

毎週日曜朝8時30分からABCテレビ・テレビ朝日系列で放送中です。

プリキュア 劇場版

実は、お話を聴くまで、アニメーションとジェンダーとどう結びつくのか疑問でした。

ジェンダーや多様性という言葉は、子どもには難しいと考えていたからです。


でも、講演会では良い意味で裏切られたというか

最後、希望ある明るい気持ちになれました。


作品が作られた2000年代初頭のアニメの状況・背景、

当時の反響、制作側の苦労や意図など貴重なお話で

アニメーションへの強い思いが伝わってきました。


当初、ジェンダーや多様性について意識していたわけではなく

「嫌な画は作らないようにしよう」を心がけていたそうで

・「女の子だから」「男の子だから」を使わない

・すぐに泣かない

・食べ物を粗末にしない

など


難しく考えるのではなく、特別視せず、認め合うこと

・今はもう日常が多様性だという視点

・アニメではあるがリアリティーを大事にして描く

・登場人物についても意図的にあえて説明しない

など

ありのままを受け入れることが自然なのだと


結果、ジェンダーや多様性に繋がる作品になっていったそうです。


また、子ども達に与える影響についても

「熱狂と忘却」「刷り込みと覚醒」になるのだと


忘れていたとしても何かの拍子に思い出され、

正義の基準だったり夢になったり

確かに子どもの時に観たアニメの影響は大きいと思います。


ふたりはプリキュアMax Heart」の最終話

何回も絶望するような窮地になります。

最後まで希望を失わず信じて戦う二人の姿に涙腺が…


アニメから学ぶこと、感動することその他諸々

多々あると私は考えています。

おばさんになった今でもアニメを観たり、漫画を読むのが好きでやめられません。


講師の一番好きなセリフは「なるべく頑張るぞー!」

私の印象に残ったことばは「心は自由」


希望を失わず、頑張りすぎないようほどほど頑張りたいと思います。



ジェンダーや多様性について現実世界でも

話題にすることなく、過ごせる日常になりますように



急に寒くなり冬らしくなりましたね。

皆さま、体調に気をつけてお過ごしください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。